咽喉頭異常感症例における咽頭食道ビデオ透視検査
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概要
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咽喉頭異常感を主訴に耳鼻咽喉科を受診する症例は増加していると言われている。異常感の原因は多岐にわたり, 様々な検査が必要となる。今回われわれは, 咽喉頭異常感を主訴とし, 喉頭ファイバースコピーで明らかな異常所見のない症例318例のX線咽頭食道ビデオ透視検査 (以下VF検査) の結果を提示した。さらに, その中で多く認められた頸椎前面の変形 (骨棘) について, その出現頻度を調べた。頸椎前面の変形を程度によって4段階に分類し, 変形の出現率を咽喉頭異常感のないコントロール群と比較した。その結果, 中等度以上の頸椎変形の出現率は, コントロール群より有意に高かった。咽喉頭異常感の症例において, 明らかな原因疾患がなく, 頸椎に中等度以上の変形が認められる場合, 異常感の原因の一つになりうると考えられた。
- 特定非営利活動法人 日本気管食道科学会の論文
特定非営利活動法人 日本気管食道科学会 | 論文
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