トシル酸スプラタストが有効であった浸潤影の見られない慢性好酸球性肺炎の1例
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概要
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症例は65歳の女性。咳,痰,微熱,全身倦怠感を主訴として来院。白血球数は11,000/μl,好酸球数30%であった。胸部レントゲンは異常なかった。喀痰,末梢血好酸球数の増加がみられ,経気管支肺生検を施行し肺胞壁および細気管支壁に好酸球の浸潤を認め,好酸球性肺炎と診断した。末梢血好酸球数は増加していたが,患者は状態が良かったため,1年間以上未治療とした。その後,末梢血好酸球数増加に伴って自覚症状が悪化し,トシル酸スプラタストを投与した。トシル酸スプラタストの治療1年後,自覚症状や末梢血好酸球数は改善し,肺胞壁および細気管支壁への好酸球浸潤は認められなかった。その後再発を認めていない。
- 特定非営利活動法人 日本気管食道科学会の論文
特定非営利活動法人 日本気管食道科学会 | 論文
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