表面塗装が屋外暴露したパーティクルボードの耐久性の向上へ与える効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
屋外に暴露したパーティクルボードの耐久性を向上させるために,表面をウレタン樹脂で塗装した。無塗装ボードの曲げ強さおよび剥離強さの残存率は屋外暴露5年目でそれぞれ70.6と67.6%であった。一方,塗装ボードのそれらはそれぞれ91.3と85.0%であった。表面の塗装により,それらの残存率が向上した。無塗装ボードでは,表面が日射や雨水により劣化し,その内部に雨水が浸入しやすくなった。それに対して,塗装ボードでは,表面が保護されたため雨水の内部への浸入が難しくなったと考えられる。その結果,ボードの高い耐久性が実現した。
- 日本木材学会の論文
日本木材学会 | 論文
- 小型簡易音響箱による木質パネルの音響透過損失の研究(第1報) 矩形木質単板の音響透過損失
- 送材速度のファジィ制御の可能性について
- ねじり振動による木質材料のせん断特性の研究
- ホルマール化処理セルロースに吸着した水の誘電緩和
- 丸のこの最適化適応制御加工--AE信号による最適化適応制御〔英文〕