瀬戸内海におけるPCBの分布とムラサキイガイへの濃縮特性に関する研究
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概要
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海水中PCB濃度は,0.5~4.0 ng/L(平均±標準偏差:1.8±0.6 ng/L)であり,ムラサキイガイ中のPCB濃度は,3.1~69.8 ng/g-wet (24.0±19.0 ng/g-wet)であった.PCBの濃縮において,2,4,5位に塩素置換の構造を持つ異性体が高濃度で濃縮されていることが分かった.また特異的に生物濃縮係数が低くなっている異性体は2,3,4,5位に塩素置換を持つという共通点があった.ムラサキイガイへのPCB濃縮におけるlogBCFとlogKowとの関係を示すQSAR式として,logKowが7.5を境界とする2つの一次式を提示できた.また,取り込み阻害が始まる分子量は360.88から395.32の間にあることを明らかとした.
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