古紙市場における価格決定メカニズムの検討
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概要
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廃棄物リサイクル財は通常の需要主導型の財市場とは異なる供給主導型の市場構造の下で価格が決定されている.供給主導型市場では常に需給ギャップが存在しているため,廃棄物の回収率が上昇したとしても,それら全てがリサイクルされているとは限らない.そして廃棄物がリサイクル財として取引されるかどうかはその市場価格に左右される.本研究では,段ボール及び段ボール古紙市場を対象として需要関数,供給関数を推計し,供給主導型の市場構造の特徴を定量的に評価した.その結果,供給主導型の古紙市場では在庫等の"潜在化した供給要因"が存在している中で価格が決定されていることが明らかになった.
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