下水管網の予防保全計画策定における意思決定の自動化と合理化支援の提案
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では,下水管網診断のための予防保全計画策定に対してAHP理論を援用することで,ユーザーが比較したい複数の診断候補箇所と評価基準の重要度を評定するだけで,診断方法と診断位置の順位付けが合理的かつ自動的に行える意思決定支援システムのプロトタイプを構築し,その検証を行った. 筆者らが提案する支援システムは,既存アナログデータをデータベース化し有効活用することで,代替案における一対比較の作業工程の全自動化を可能とし,一対比較行列構築やウェイト算定ならびに代替案の順位付けが整然と行えることを特徴とする.また,AHPではユーザーに大きな負担を強いる一対比較作業の問題点を大幅に改善することで,意思決定に対するユーザーの負担軽減と合理化を実現した.
- 社団法人 土木学会の論文
著者
関連論文
- 気象統計情報を活用した地方都市での下水管内の気温と湿度に関する推定手法の提案
- 高速道路における飛球防護施設の景観デザインに対する一般利用者と専門技術者の評価
- 微生物腐食による下水管路の腐食・中性化の深度予測と破損危険度の判定手法の提案
- 管路の腐食劣化を誘発する硫化水素ガスの発生原因及び発生量の推定手法の提案
- 下水管網に起因する道路陥没の位置推定と危険度及び原因の予測に関する手法の提案
- 下水管網の腐食劣化に関する予防的対策及び措置の一考察
- 下水管網の予防保全計画策定における意思決定の自動化と合理化支援の提案
- メタ戦略による下水道管路施設の保全計画策定支援システムの構築
- 下水管路の腐食深度予測式構築への改良型粒子群最適化の適用