著しい塩害を受けた道路橋PC桁内部のコンクリートおよび鋼材の物性評価
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概要
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青森県日本海沿岸において著しい塩害を受け,架け替えを余儀なくされたPC道路橋に対し,目視および各種非破壊試験による現地調査,桁ブロック採取を行った後,コンクリートの圧縮強度,ヤング係数,中性化深さ,並びに塩化物イオン濃度分布を測定した.また,桁ブロックよりコンクリートをはつり,内部の鋼材を全て露出させることによりその腐食状況を観察した.さらに,PC鋼材の腐食による質量減少を測定した後に,引張試験を行い,腐食した鋼材の荷重-伸び関係を求めた.以上の結果より,本橋は極めて厳しい腐食性環境にあったことを明らかにするとともに,塩害による鋼材腐食と種々の要因との関係,さらには鋼材の機械的性質と腐食による質量減少との関係について解明した.
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