融雪用放熱管を有する舗装の設計・施工の合理化例
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概要
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本稿では低温な自然熱源では融雪用放熱管のかぶりを7cmから4cmにすると最大残雪深は約半分になる事例を最初に示した.次に,輪荷重走行載荷試験と3次元有限要素法の解析から,かぶり3.5cmと浅く放熱管を埋設しても放熱管の影響は版厚換算で2%程度の影響にすぎないことを示した.ついで,放熱管をコンクリート舗装表面から浅い位置に埋設し,かつ連続鉄筋敷設で乾燥収縮目地を無くすことで鋼管放熱管を曲げずに直線的に長く設置する構造とした.そこでは,放熱管上面までは通常コンクリートで,その上に膨張材,鋼繊維など混入のコンクリートを"WET ON WET"で打設した.こうした舗装と放熱管の融合で,経済的で耐久性と融雪能力の高い設計・施工を実現した.
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