シラン系表面含浸材を用いた最適な表面保護システムのための基礎的研究
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概要
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実構造物での暴露試験で,5年を経過して良好な吸水抑止効果を保持しているシラン系の表面含浸材2種類に対して,新設構造物のための最適な表面保護システムを構築するための基礎的な検討を行った. 水セメント比が42%,50%,65%の3種類の配合に対して,含浸材を塗布する材齢,塗布前後の水分供給条件,型枠剥離剤の有無・種類などが,含浸深さと吸水抑止効果に及ぼす影響を調べた. 含浸材を塗布する材齢は,吸水抑止効果と含浸深さに大きく影響した.吸水抑止効果を重視する場合は,より若材齢での塗布が有効であった.塗布前後の水分供給条件は,含浸深さと吸水抑止効果に大きく影響し,影響の仕方は水セメント比により異なった.実験結果に基づき,シラン系の表面含浸材を用いた表面保護システムについて検討した.
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