神戸空港における地盤変形解析手法の構築
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概要
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神戸空港は,神戸港沖に埋立造成されて築造された空港であり,2006年2月に開港した.空港造成地の海底地盤には沖積粘土層が厚く堆積しており,築造にあたっては,同層の変形挙動が空港施設にどのような影響を与えるかが問題であった.変形性状としては沈下と水平変位が考えられ,変形を予測するために,既往の知見に基づく有効な変形解析モデルを構築した.あわせて,施工時の変形性状を把握するために,各種計測器を設置して計測を行い,その結果に基づいて解析モデルの見直しならびに入力条件,境界条件の見直しを行ってきた.その結果,当該地盤における変形性状を精度良く予測できるようになったこととあわせて,変形解析モデルの改良方向を提示することができた.
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