自己組織化マップを用いた複合物理探査による堤防内土質性状の分類
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
自己組織化マップ(SOM)とk-means法を用いて,堤防縦断方向に取得された複合物理探査データを分類し,堤防内の土質性状を推定する手法を提案する.本研究では,地中レーダ探査,表面波弾性波探査および電気探査によって,それぞれ電磁波反射波形,S波速度,比抵抗値を求め,電磁波反射波形からは反射強度を表すエンベロープと,反射波形の水平方向への連続性を表すセンブランスを計算した.これらの物理量をSOMとk-means法を組み合わせて分類した.分類結果は,開削,ボーリング調査により推定されている堤防内の土質分布を良く再現している.また,解析結果における各分類クラスの有する物理探査データを読み取る事で,各クラスが表す土質性状を推定することが可能であることが示された.
- 社団法人 土木学会の論文
社団法人 土木学会 | 論文
- 寒冷地気温変動下における高減衰ゴム支承材内部温度の応答確認実験及び数値解析
- 橋梁各部材の資産的評価と橋梁健全度指数の解析
- 連続トラス橋の桁端衝突応答解析と緩衝材の効果に関する検討
- 渋滞解消を考慮した渋滞区間判定モデルの構築とファジィ推論の適用
- 人間の知覚に基づく高速道路渋滞の情報提供とその評価に関する研究