H-H継手を施した連結鋼管矢板の現場適用に関する実証試験
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概要
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連結鋼管矢板は,2本の鋼管とH型鋼が工場にて予め溶接・一体化した鋼管-H型鋼-鋼管を地盤内へ打設できる鋼管矢板の一つである.さらに,H-H継手は連結鋼管矢板の両端に異なる規格寸法のH型鋼を取り付けた継手形式であり,高剛性ならびに難透水性を発揮する鋼管矢板継手の一つである.本研究では,H-H継手を施した連結鋼管矢板に対する現場打設・遮水性試験を実施し,現場実務を想定したH-H継手を施した連結鋼管矢板の施工性ならびに遮水性を検証する.現場打設・遮水性試験では,H-H継手を施した連結鋼管矢板が現場においても高精度に打設可能であり,同時にH-H継手の健全な嵌合も確認することができた.また,H-H継手を施した連結鋼管矢板は,打設後の比較的初期において1×10-8cm/s オーダーレベルの現場透水係数を発揮することが期待できる.
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