不飽和土の水浸後の圧縮曲線に与える締固めの影響について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
水浸後の圧縮曲線は不飽和土の基本的な特性の一つであり,現在提案されている不飽和土の構成モデルや状態面の概念において重要な役割を果たしている.この水浸後の圧縮曲線に与える締固めの影響について,締固めたシルト質土供試体を用いて,標準圧密試験装置により水浸後の圧縮試験(水浸圧縮試験)を行い検討した.得られた水浸後の圧縮曲線は,スラリー状態から圧縮して得られる圧縮曲線とは異なる傾向を示した.また,水浸後の圧縮曲線に対して,供試体作製時の締固め回数が影響する場合があることがわかった.この結果は,水浸後にサクションが消失しても,圧縮曲線には締固めにより形成された土骨格構造の影響が残る場合があることを示している.
- 社団法人 土木学会の論文
社団法人 土木学会 | 論文
- 寒冷地気温変動下における高減衰ゴム支承材内部温度の応答確認実験及び数値解析
- 橋梁各部材の資産的評価と橋梁健全度指数の解析
- 連続トラス橋の桁端衝突応答解析と緩衝材の効果に関する検討
- 渋滞解消を考慮した渋滞区間判定モデルの構築とファジィ推論の適用
- 人間の知覚に基づく高速道路渋滞の情報提供とその評価に関する研究