可動物体型波力発電装置の共振特性の検討
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概要
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本研究では,ワイヤ,フロート,カウンタウェイトなどを組合わせた可動物体型波力発電装置の共振特性の検討を行っている.共振解析モデルでは時々刻々のフロート変位と水面変位の相対座標を用いている.フロートの運動方程式では,フロート・流体間の相互作用力を,波強制力,付加質量,造波減衰により評価しており,これと回転体の力学と発電機関連の力学を組み合わせて方程式系を構成している.共振特性解析は,波の作用下で稼動状態にあるフロートの上下動の振幅を,波の振幅と比較することにより検討している.さらに発生電力,トルクやワイヤ張力などの物理量の波周期による変化を評価している.また,装置が安全に稼働しかつ発生電力が大きい条件を探るため,フロートが一部没水を維持できる条件下で発生電力を大きくする装置諸元を調べている.
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