MLSを導入したPTVによる渦度推定法の提案と風波流速場への適用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Particle Tracking Velocimetry (PTV)により得られた多数のランダムな点における流速ベクトルから渦度を求めるために,数値計算分野のメッシュレス法として開発されたMoving Least Square (MLS)法を用いた渦度推定法を提案する.MLS法ではランダム点上の流速分布から格子点上の流速分布に変換することなく,直接渦度分布を求めることができる.提案したMLSによる渦度推定法の最適適合領域の推定式をモンテカルロシミュレーションにより求めた.一般的に用いられる格子変換および循環法との精度比較の結果,提案した渦度推定法の方が高精度で計測できることを示した.また,風波流れ場に対して高速ビデオカメラを用いてPTV計測を行い,求められた流速分布に提案した渦度推定法を適用した結果,空間的な渦度分布を連続的に追跡することが可能となった.
- 社団法人 土木学会の論文
社団法人 土木学会 | 論文
- 寒冷地気温変動下における高減衰ゴム支承材内部温度の応答確認実験及び数値解析
- 橋梁各部材の資産的評価と橋梁健全度指数の解析
- 連続トラス橋の桁端衝突応答解析と緩衝材の効果に関する検討
- 渋滞解消を考慮した渋滞区間判定モデルの構築とファジィ推論の適用
- 人間の知覚に基づく高速道路渋滞の情報提供とその評価に関する研究