神経心理学から見た高次脳機能障害支援モデル事業―とくに診断基準と対象の選択について
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概要
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高次脳機能障害支援モデル事業において作成された高次脳機能障害診断基準を紹介し,その問題点をいくつか指摘した。また,高次脳機能障害の診断に難渋すると思われるケース,すなわち,外傷後ストレス障害 (PTSD) や機能性健忘に高次脳機能障害が重畳した症例,器質的脳病変が MRI,脳波,脳血流検査などで検出されない症例,児童期に脳外傷を受け青年期·成人期に症状が顕在化した症例,幻覚や妄想を主症状とした高次脳機能障害の症例について,その臨床症状,脳画像所見,認知検査の成績などを紹介した。
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日本高次脳機能障害学会 | 論文
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