ダムゲート系構造物の地震被害事例に基づく耐震性能照査の手順と要点
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ダムは極めて重要な土木構造物であり,貯水機能の維持,制御に不可欠な関連構造物もまた同様である.近年,大規模地震に対するダム耐震性能照査指針(案)が試行されるなど,ダム堤体だけでなく関連構造物も含めた耐震性能照査が求められている.本論文ではまず,ダム関連構造物の一つであるダムゲート系構造物に関する現行の設計法ならびに地震被災事例を示した.次に被災事例の中からダムゲート系構造物の一部であるピア構造物を対象とした動的解析を行い,構造形式の異なるピア間に発生する相対変位が操作橋梁や放流機械設備等へ影響を与える可能性があることを指摘するとともに,ダムゲート系構造物の耐震性能照査の手順,要点及び課題を示した.
- 社団法人 土木学会の論文
社団法人 土木学会 | 論文
- 寒冷地気温変動下における高減衰ゴム支承材内部温度の応答確認実験及び数値解析
- 橋梁各部材の資産的評価と橋梁健全度指数の解析
- 連続トラス橋の桁端衝突応答解析と緩衝材の効果に関する検討
- 渋滞解消を考慮した渋滞区間判定モデルの構築とファジィ推論の適用
- 人間の知覚に基づく高速道路渋滞の情報提供とその評価に関する研究