ケーブルのモード減衰評価における伸びと曲げの損失係数
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概要
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本研究では,先に提案した曲げ剛性を考慮したケーブルのモード減衰評価法において必要となる伸びおよび曲げの損失係数について検討している.過去に報告されてきた各種ケーブルの横振動実験結果に基づき,統計的にケーブル種類別の損失係数を同定した.その結果,伸びの損失係数が0.010~0.022であるのに対し曲げは0.040~0.140と相対的に大きいこと,ストランドロープや平行線ケーブルに対しロックドコイルロープの損失係数が2倍程度大きいことが明らかになった.また,実ケーブルの伸びおよび曲げそれぞれ単独の振動実験を行い,損失係数を求めた結果,既存の実験データからの同定結果と比較的よく対応しており,これらの値が妥当な損失係数を与えていることを示した.
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