橈骨遠位端骨折に対するStellar 2の使用経験
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概要
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橈骨遠位端骨折に対して日本ユニテック社製Stellar 2を用いて手術を行い,その整復法,治療成績を報告する.症例は62例.術後3カ月でのX線学的変化ulnar variance,volar tilt,radial inclinationを評価した.全例で骨癒合,矯正損失はごく軽度認める程度であった.1例に長母指屈筋腱損傷(以下FPL損傷)を来した.我々はintra-focal pinningとβ-TCP充填によるreduction firstを基本とし,必要に応じcondylar stabilizing法による整復固定を追加している.本プレートはcross locking mechanismを有し広範囲に強固に固定できる.付属のデバイスにより操作性も良い.FPL損傷を来した例はプレート遠位が掌側へ突出して固定されていることが原因と考えられた.
- 西日本整形・災害外科学会の論文
西日本整形・災害外科学会 | 論文
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