リウマチ性足趾病変に対してWeil法を併用した関節温存手術の治療成績
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概要
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今回我々はリウマチ性足趾変形,有痛性胼胝に対しWeil法を用い関節温存手術の成績を検討したので報告する.2010年10月~2012年1月までのリウマチ性足趾変形の症例で6ヶ月以上経過観察できた16症例24足を対象とした.母趾に対する手術は外反母趾矯正骨切り術18足,その他6足であった.外反母趾角は術前平均38.4度から術後平均-0.2度,中足骨間角は術前平均16.9度から術後平均4.2度であった.JSSF hallux scaleでは術前平均21.8から術後平均95.2,JSSF lesser scaleでは術前平均13.8から術後平均93.7と改善を認めた.切除関節形成と比較して,MTP関節の可動域の獲得,足趾の踏み返しが可能となり,胼胝・脱臼の再発が少なく成績は良好であった.
- 西日本整形・災害外科学会の論文
西日本整形・災害外科学会 | 論文
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