超高齢者の環軸椎亜脱臼による脊髄症に対する環椎後弓切除の経験
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概要
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圧迫性脊髄症のため歩行障害をきたした80歳以上の超高齢者の環軸椎亜脱臼に対して不安定性のないのを確認し,手術侵襲の軽減のため後弓切除のみを行い症状改善した3例を経験したので報告する.術前JOAスコアは平均8.8点で最終フォローアップ時のJOAスコアは平均14点であった.1例で術後症状は劇的に良くなったものの環軸椎不安定性の悪化を認めたため注意深く経過観察を行っている.高齢者では環軸椎脱臼に対し低侵襲の後弓切除術を考慮しても良いと考える.
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西日本整形・災害外科学会 | 論文
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