緊急手術を要した踵骨裂離骨折の1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
スキントラブルを引き起こす可能性が高い踵骨裂離骨折に対して受傷当日に緊急手術を行った1例を経験したので報告する.症例は54歳女性,仕事中にシーツに足を取られて階段より転落して受傷し当院搬送された.転位した骨片による皮膚への圧迫が強く皮膚壊死を引き起こす可能性が高いため緊急手術を行った.手術は内側縦弧状切開で骨折部を展開し骨片を整復しワッシャー付き6.5mmの海綿骨スクリューで骨接合を行った.術後3週間の外固定の後に可動域訓練を始め術後5週間目より装具を着用し荷重歩行開始した.感染,皮膚壊死などを起こすことなく良好に骨癒合したため,術後9カ月で抜釘術を行った.
- 西日本整形・災害外科学会の論文
西日本整形・災害外科学会 | 論文
- 多数の米粒体を含んだ慢性関節リウマチ性肩峰下滑膜嚢炎の2症例
- 固定足の踏下圧について-1-
- 超音波検査による深部静脈血栓症に伴う血行動態の検討
- Von Recklinghausen病に合併した胸腔内髄膜瘤の2例
- 頸骨ACL付着部骨折に対する鏡視下骨接合術の経験