Posterior stabilized型人工膝関節置換術における軟部組織バランサーの信頼性に対するFluoroscopyを用いた検討
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概要
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人工膝関節置換術を施行した31膝に対しFluoroscopyを用いて関節裂隙角度を計測し,手術中にStryker社製のTensor/Balancerを用いて計測した関節裂隙角度との相関を検討した.手術中に計測した平均関節裂隙角度は,伸展位内反0.9±1.4°,屈曲90度で外反0.3±3.2°であり,伸展位と屈曲90度でのGapの差は2.3±1.8mmであった.手術後にFluoroscopyで計測した平均関節裂隙角度は,伸展位内反0.1±0.6°,屈曲90度で内反0.6±2.4°,また膝内外反動揺性に関しては,伸展位で1.6±1.3°,屈曲90度では3.9±3.3°であった.以上の結果から,手術中に計測したtensor/balancerの信頼性は高く,不安定性も認めていない事から臨床上においても問題ないと判断出来る.
- 西日本整形・災害外科学会の論文
西日本整形・災害外科学会 | 論文
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