下垂足を呈した腰椎椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症の検討
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概要
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【目的】腰椎椎間板ヘルニア(LDH)または腰部脊柱管狭窄症(LCS)により下垂足を呈した手術施行例の術後成績とそれに影響を与える項目について検討した.【症例および方法】症例は平成17年~19年で下垂足(MMT 2以下)を呈し,手術を施行したLDH 10例,LCS 14例(男12例,女12例)であった.平均年齢はLDH 44.9歳,LCS 67.0歳で,術後観察期間は平均1年4カ月であった.手術までの期間は,3週以内と3週以降で分け,それぞれLDH 6例,4例,LCS 3例,11例であった.原因疾患(LDHおよびLCS)の下垂足の改善を評価し,それぞれの手術までの期間,年齢,病型(神経根型および馬尾型)について検討した.【結果】LDHがLCSに比べて有意に改善していた.LDHでは手術時期,病型にかかわらず下垂足の改善は良い傾向があり,LCSでは馬尾型で改善が悪い傾向にあった.
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西日本整形・災害外科学会 | 論文
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