透析患者に対する腰椎固定術の手術成績
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概要
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今回,透析患者に対する腰椎固定手術についてその手術成績と問題点について検討した.対象は,2002~2008年に手術を行った30例(男性15例,女性15例)であった.手術時年齢は52~72歳(平均61.8歳),透析歴は6ヶ月~31年(平均13年6ヶ月)であった.術前診断は,破壊性脊椎関節症(DSA)12例,腰椎変性すべり症10例,腰部脊柱管狭窄症4例,腰椎椎間板ヘルニア3例,分離すべり症1例であった.手術方法はPLF 24例,PLF+PLIF 4例,前方固定術2例であった.結果,JOAスコアの改善率50%以上が22例(73.3%)であったが,合併症による死亡が2例(6.7%)あった.透析患者に対する腰椎固定手術は合併症が多く,透析医,麻酔医との連携と十分なインフォームドコンセントが重要である.
- 西日本整形・災害外科学会の論文
西日本整形・災害外科学会 | 論文
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