棘突起正中縦割進入MED法の短期成績
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概要
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【はじめに】METRx-MD Systemを用いた棘突起正中縦割進入MD法はすでに報告しているが,この度METRx-MED Systemにも応用し,良好な成績を得たので報告する.【対象】2006年9月から2007年7月までに棘突起正中縦割進入MED法を行った14症例.男性8例,女性6例,平均年齢68.3才(19-84),平均経過観察期間は203.6日(89-433)である.【方法】約2 cmの皮切の後にノミ等を使用して棘突起を縦割する.その後,棘突起の間にチューブラーレトラクターを設置して,除圧を行う.術後は棘突起を縫合し,創を閉じる.【結果】JOA scoreは14.4点から25.4点と改善していた.術中出血は25-230g,一椎間平均出血は67.4gであった.手術時間は一椎間平均116分(67-194)であった.【結語】棘突起正中縦割進入MED法は椎弓の幅の狭い症例でも椎間関節の温存ができ,左右対称の視野がえられ,棘突起のレバーアーム機能も温存できる手術法で,有用な手術法である.
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西日本整形・災害外科学会 | 論文
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