小児脛骨骨折に対するlocking plateによる治療経験
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概要
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小児脛骨骨折にlocking plate(以下LP)を用いて内固定を行い良好な結果を得ているので報告した.症例は7例である.受傷時年齢は11~14歳,平均13.0歳で,全例男子であった.全例,骨折部の展開は行わないか最小限としLPを用いてMIPO(minimally invasive plate osteosynthesis)法を併用して固定を行った.術後は免荷装具を作製し術後3~4週より部分荷重を開始した.全例順調に骨癒合が得られた.小児脛骨骨折において手術を行う場合,髄内釘は骨端線を障害する可能性があるため用いられず,plateの適応となることが多い.LPによる固定は術後療法を早く進めることが可能で,MIPO法を併用すれば創の問題も少なくて済み,有用な内固定材であると考えられた.
- 西日本整形・災害外科学会の論文
西日本整形・災害外科学会 | 論文
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