先天性内反足に対するPonseti法の短期成績
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概要
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Ponseti法で治療し,2歳以上に達した症例について治療成績を検討した.症例は14例21足,男児8例11足,女児6例10足で,年齢は2歳~5歳6ケ月(平均3歳4ケ月)である.これらの症例について変形再発の有無,追加手術の有無および装具療法に対するcomplianceについて検討した.内旋歩行を8足,尖足を1足に認め,追加手術として後内側解離術2足,後方解離術1足,内外側解離術2足を施行した.装具のcomplianceは10足(47.6%)が不良であり,うち6足に変形再発を認めた.Ponseti法の初期治療効果は良好であるが,歩行開始後に変形再発を認める例がある.特に内旋歩行を呈する例はDB装具の装着不良例に多く見られた.装具療法についてはそのcomplianceを十分に検討し,対応する必要がある.
- 西日本整形・災害外科学会の論文
西日本整形・災害外科学会 | 論文
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