人工膝関節置換術時のLateral releaseと膝蓋大腿関節Gapとの関連性
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概要
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Lateral releaseは人工膝関節置換術(以下TKA)時に良好な膝蓋骨トラッキングを獲得する手技だが,膝蓋大腿関節(以下PF Joint)Gapに関する報告はない.今回lateral release前後のPF Joint Gapを計測し,その影響を評価した.TKA症例43膝に対し,トライアルコンポーネントを挿入した状態で関節包を仮縫合.PF Joint内に,特殊なテンサーを用いてテンションをかけたままlateral releaseを行い,さらにPF Joint Gapを計測.Joint Gapは,lateral release前が20.6±4.7mmであったのに対し,release後は24.3±4.5mmに拡がった.Lateral releaseを行う事で膝蓋骨トラッキングは改善し,さらにPF Joint Gapも拡がってPF Jointのflexibilityが高まった.
- 西日本整形・災害外科学会の論文
西日本整形・災害外科学会 | 論文
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