腰部脊柱管狭窄症に対する顕微鏡視下拡大開窓術の術後成績
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概要
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1999年6月から2008年3月にかけて顕微鏡視下拡大開窓術を施行した症例142例のうち術後経過観察可能であった89例を対象とした.内訳は男性66例,女性23例,平均年齢67.7歳,平均術後観察期間は1.43年であった.臨床的にはJOA scoreを用いて評価を行い,画像学的検討は,手術前と最終観察時にて腰椎正面像,側面前後屈像を用い,椎体すべり率,椎間可動域,椎間板高を求め検討した.JOA scoreの術前平均は14.3点が,最終調査時23.1点と改善していた.改善率は59.4%であり比較的良好な成績を得た.JOA score改善率が50%未満の成績不良群では,すべり率が悪化し椎間板高が有意に減少していたが,術前すべり率,術前椎間可動域には有意差は認められなかった.
- 西日本整形・災害外科学会の論文
西日本整形・災害外科学会 | 論文
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