大腿骨転子部骨折に対するTARGON PF NAILの使用経験
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概要
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当院では2003年1月にMDM社製双軸固定型インプラントシステム使用例にて,SCREWの骨盤内穿破を経験した.その経験後,使用器材をCHSや単軸型や双軸型に変更し使用してきた.そして2003年9月より双軸型インプラントで,SCREWとPINがSTEMに固定でき,回旋防止機能を有したTARGON PF NAILを使用している.今回その使用経験につき報告する.2003年9月より2005年3月までに当院にて手術を行った59例(男性8例,女性52例)を対象とした.年齢は48歳から98歳(平均82.4歳).使用角度は125°46例,130°13例であった.手術平均時間は59分,術中出血量は平均36.5ml.85%の症例でLag screwは至敵位置に挿入されていた.Telescoping量は平均1.15mmであった.術後3ヶ月以上経過した症例について全症例骨癒合認めた.1例原因不明の表皮壊死にて早期抜去,1例Support SleeveのBack outを認めたがCut Outをきたしたものはなく,良好な結果を得た.
- 西日本整形・災害外科学会の論文
西日本整形・災害外科学会 | 論文
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