有鉤骨鉤偽関節に小指屈筋腱損傷を合併したゴルフシングルプレイヤーの一症例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
今回我々は,有鉤骨鉤偽関節に小指屈筋腱損傷を合併したゴルフシングルプレイヤーの1症例を経験し,ゴルフを継続したいというニーズに対して高い満足度を得たので,若干の文献的考察を加えて報告する.症例は57歳男性.ゴルフ中に振り上げたクラブが枝に引っ掛かったままスイングし左手受傷.左手掌部痛が出現した.受傷後1ヶ月頃より左小指屈曲制限も出現した.数箇所の病院を受診するも詳細不明とのことで,受傷後3ヶ月で当科紹介受診となった.術前の単純X線CT.MRIにて有鉤骨鉤偽関節および小指屈筋腱損傷が明らかになり,骨片摘出・腱縫合術を施行した.術後7ヶ月の現在,支障なくシングルプレーヤーとしてゴルフを再開している.
- 西日本整形・災害外科学会の論文
西日本整形・災害外科学会 | 論文
- 多数の米粒体を含んだ慢性関節リウマチ性肩峰下滑膜嚢炎の2症例
- 固定足の踏下圧について-1-
- 超音波検査による深部静脈血栓症に伴う血行動態の検討
- Von Recklinghausen病に合併した胸腔内髄膜瘤の2例
- 頸骨ACL付着部骨折に対する鏡視下骨接合術の経験