高齢者大腿骨転子部骨折に対するASIAN IMHSの短期成績
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概要
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大腿骨転子部骨折治療におけるAsian Intramedullary Hip Screw(A-IMHS)の特性及び問題点について検証した.【対象と方法】2005年4月から12月までにA-IMHSを使用し術後2週以上フォローできた症例を対象とした.症例は34例,平均年齢は84歳,平均観察期間は2.8ケ月であった.これらの症例で,手術侵襲,ラグスクリュー先端の位置,術後スライディング,カットアウトなどの合併症に関して調査した.【結果】平均手術時間は59.8分,平均出血量は44.4mlであった.ラグスクリュー先端の位置は前後像で骨頭上半分,軸写で骨頭中1/3のパターンが55.9%と最も多かった.術後スライディングは平均2.3mmであった.術後合併症としては1例に骨頭内カットアウトを認めた.【まとめ】本システムは大腿骨転子部骨折手術において有効な内固定システムであると考えられた.
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西日本整形・災害外科学会 | 論文
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