高齢者大腿骨骨頭下骨折に対するCCS骨接合術後に転子下骨折を来した症例の検討
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概要
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高齢者大腿骨骨頭下骨折に対するCannulated Cancellous Screw(以下CCSと略す)固定術は臨床的に確立された手術手技である.術後合併症では,偽関節,外傷性大腿骨頭壊死が時に認められるものの,インプラント周囲骨折の頻度は比較的少ない.我々は高齢者CCS術後転子下骨折を3例経験した.術後転子下骨折を来した要因としては,遠位スクリューの挿入位置,挿入角度,ワッシャー非使用などの手技的要因に加え,骨脆弱性が関与したものと推察された.
- 西日本整形・災害外科学会の論文
西日本整形・災害外科学会 | 論文
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