Oudard術後再脱臼に対して鏡視下Bankart法を施行した2症例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
我々は Oudard 法術後に再脱臼を来した2症例に対し鏡視下 Bankart 法を施行して良好な成績をえることができたので報告する.(症例1)34歳男性 右肩に O 法施行後,16年で柔道再開後,再脱臼.脱臼不安感が強く,鏡視下に鏡視下 Bankart 法施行.術後2年の現在,脱臼不安感ない.(症例2)21歳男性 1年前に右肩に対して Oudard 法施行.術後1年間は右手を挙げないように注意していた.1年後,ゴミ袋を投げた際に再脱臼.脱臼不安感続くため,初回手術から13ヵ月後に鏡視下 Bankart 法施行 術後17ヶ月の現在,疼通,脱臼不安感なく治癒.Oudard 法術後は烏口突起の骨変形が生じており,直視下の Bankart 法,Boytchev 変法は施行困難,あるいは不能である.しかし,移植骨の外側から,骨関節前方に2個の working portal 作成が可能で,鏡視下 Bankart 法は特に支障なく施行可能であった.
- 西日本整形・災害外科学会の論文
西日本整形・災害外科学会 | 論文
- 多数の米粒体を含んだ慢性関節リウマチ性肩峰下滑膜嚢炎の2症例
- 固定足の踏下圧について-1-
- 超音波検査による深部静脈血栓症に伴う血行動態の検討
- Von Recklinghausen病に合併した胸腔内髄膜瘤の2例
- 頸骨ACL付着部骨折に対する鏡視下骨接合術の経験