大腿骨頚部内側骨折に対するハンソンピン手術の成績不良因子
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概要
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大腿骨頚部骨折に対するHansson™ pin sistem(以下ハンソンピン)を用いた骨接合術の再手術について検討した.対象は,当院で2000年4月から2005年3月までに,ハンソンピンを用いて手術を行った大腿骨頚部骨折例のうち41例(男8例,女33例,平均年齢74.5歳)である.再手術例は6例であった.再手術の原因は,術後転倒・整復不良・早期癒合不全・ピン刺入位置不良であった.成績不良因子としては,転位症例・RA合併例・整復不良例・ピン刺入位置不良例が挙げられた.成績不良因子を持つ症例に対し適応を十分に検討し,適正なピン刺入位置及び整復技術を高めて,確実な手技のもとにおこなうことが成績向上のためには最も重要なことである.
- 西日本整形・災害外科学会の論文
西日本整形・災害外科学会 | 論文
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