PRPと自家骨を応用したインプラントの実験的骨欠損部における顎骨造成過程の共焦点レーザー走査顕微鏡による観察
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概要
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ビーグル犬に実験的顎骨欠損を作製し, 多血小板血漿 (PRP:Platelet-rich Plasma) と自家骨とインプラントを用いて顎骨再生を試み, カルセインおよびアリザリンレッドで新生骨をラベリングし, その仮骨状態を共焦点レーザー走査顕微鏡 (CLSM) で経時的に観察した. その結果, 術後8週で新生骨形成がみられ, 一部ではインプラント体周囲にも仮骨がみられた. また, 術後12週におよぶと, インプラント体周囲に新生骨の増加と骨改造が認められた. これらのことから, インプラントに PRP と自家骨を応用することにより骨欠損部において骨造成が可能であることが推察された. また, インプラント体周囲の新生骨の観察にはCLSMが有用であると示唆された.
- 日本再生歯科医学会の論文
日本再生歯科医学会 | 論文
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