当院禁煙教室6年間の成果 (1年禁煙継続率の検討)
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概要
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〔目的〕2006年4月より,一定の要件を満たす条件で禁煙治療の公的医療保険が適用となった。その治療期間は通常12週間であり,その治療形態は従来と同様のニコチン置換療法 (NRT) を用いた外来治療を行なう施設がほとんどであり,その禁煙成功率は以前と同様高くないと考える。当院では外来型禁煙治療の限界を感じ,1999年より独自の禁煙教室を行なっており,今回過去6年間分の禁煙教室の成果をレトロスペクティブに検討した。〔方法〕対象は,1999年から2005年まで,当院の6か月間の禁煙教室に参加した喫煙者232名である。当院では,医師・薬剤師・看護師・栄養士・理学療法士から成る専属禁煙サポートチームが,1グループ10名以内の小グループ単位で患者参加型の禁煙治療を行なっている。禁煙プログラムは,6か月間の行動療法の体得と初期8週間のNRTを併用した。管理栄養士による体重増加防止の栄養指導,理学療法士による禁煙ストレスを取る体操も定期プログラムに取り入れた。対象者全員にアンケートを行ない,禁煙開始から1年経過後の禁煙継続率を調査した。〔結果〕232名の禁煙開始8週間後・6か月後・1年後の各禁煙継続率は,78.4%,70.3%,64.7%であった。1年禁煙継続者の78.0%が,アンケートにて禁煙教室での禁煙は楽と答えた。〔結論〕6か月間の患者参加型禁煙教室は,高い禁煙継続率を維持でき,効果的である。
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一般社団法人 日本農村医学会 | 論文
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