脳外科手術におけるレミフェンタニルの使用法
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概要
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脳外科手術は長時間を要することが多く, フェンタニルでは術後の呼吸抑制が問題であった. レミフェンタニルは短時間作用性であり, 作用の蓄積がなく脳外科手術の麻酔に適している. 他のオピオイドと同様に電気生理学的検査や脳血流・頭蓋内圧への影響は少ないが, 麻酔導入時の血圧低下とそれに伴う脳灌流圧の低下に注意が必要である. ピン固定や手術開始時には高用量の投与を行うことで循環動態の変動を避けることができる. 一方, 低侵襲時には投与速度を落とす. 手術中から術後疼痛対策が必要となるが, その方法については今後の課題である.
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