CT門脈造影では単一肝外PSSとされたが経腸間膜静脈門脈造影により二重肝外PSSと診断された犬の1例
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概要
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14ヶ月齢のヨークシャー・テリアが高アンモニア血症と神経症状を主訴に来院した。ヘリカルCTを用いた門脈造影によって、左結腸静脈から後大静脈へシャントする肝外門脈体循環シャントと診断した。開腹下で経腸間膜静脈門脈造影を行ったところ、左胃静脈から流出するもうひとつの造影所見が一貫しないシャント血管を認めた。両シャント血管は安全に完全結紮でき、高アンモニア血症は消失した。今回の報告は肝外PSSのまれな症例を提示するとともに、こうしたシャントを見逃さないためには慎重な門脈造影が重要であることを示した。
- 獣医麻酔外科学会の論文
獣医麻酔外科学会 | 論文
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