全身への転移を認めた犬の滑膜肉腫の一例
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概要
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オス、4歳のジャーマン・シェパードが左後肢の跛行のため来院した。X線検査によって脛骨の骨溶解が認められ、コア生検によって骨肉腫と疑われたため、断脚を行ったところ滑膜肉腫と確定診断された。ドキソルビシン、カルボプラチン、イフォスファミド、ダカルバジンを用いて術後補助化学療法を行ったが、全身転移により、術後198日目に死亡した。剖検によって、皮膚、歯肉、腎臓、副腎、肺、肺門リンパ節、食道、横隔膜、膵臓、膀胱、前立腺、縦隔、心臓、前頭骨、眼球への滑膜肉腫の広範な転移を認めた。
- 獣医麻酔外科学会の論文
獣医麻酔外科学会 | 論文
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