バーニーズマウンテンドッグの悪性組織球症にカルボプラチン投与と放射線療法の併用が効果を示した一例
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概要
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左肘部の腫瘤を主訴に6歳齢、雄のバーニーズマウンテンドッグが来院し、悪性組織球症と診断された。腫瘤と所属リンパ節を外科的に切除したが、術後3日で術野に再発が見られたため、放射線療法(常電圧装置、40日間に計36 Gy)とカルボプラチン(300 mg/m2、6カ月間に9回投与)の投与を実施したところ、6カ月後には腫瘤は完全に寛解した。約450日間にわたって寛解が持続した後、局所再発や肺転移が認められた。治療の難しいバーニーズマウンテンドッグの悪性組織球症に対して外科的摘出と補助的なカルボプラチン投与、放射線療法の併用は有効な治療法の一つとなり得る可能性が示唆された。
- 獣医麻酔外科学会の論文
獣医麻酔外科学会 | 論文
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