イヌ皮膚組織球腫の臨床および病理学的検討
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概要
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犬皮膚組織球腫(CCH)25例(24頭)の臨床および病理学的特徴を検討した。主な臨床的特徴は、直径5~15 mm(88%)、単発性(96%)、表面の潰瘍(60%)、頭部・四肢での発生(64%)、および年齢5歳未満での発生(88%)であった。リンパ球浸潤程度に基づいて、20例をステージ1(n=6)、2(n=8)、3(n=4)、および4(n=2)に分類した。ステージ1あるいは2の分裂指数は、ステージ3あるいは4のそれよりも有意(p<0.05)に低かった。罹患期間および腫瘍サイズはステージと関連しなかったが、潰瘍とステージの間には有意な(p=0.011)関連が認められた。
- 獣医麻酔外科学会の論文
獣医麻酔外科学会 | 論文
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