ハイドロコロイド閉鎖ドレッシングにより二次治癒した肘部皮膚欠損の犬の1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
13歳, 雌の雑種犬の肘頭部の腫瘍摘出に伴い作製した皮弁の脱落で生じた欠損創に親水性ポリウレタンによる閉鎖ドレッシングを行ったが, 完全な創閉鎖には至らなかった。その後縫合創が肘頭を回避するように残りを二次閉鎖したが褥創のため同部に再び皮膚欠損を生じた。そこでハイドロコロイドによる閉鎖ドレッシングを行ったところ急速な上皮化により創閉鎖したが, 新生上皮は薄く容易に損傷されたため十分な厚さになるまで肘頭部の保護が必要であった。
- 獣医麻酔外科学会の論文
獣医麻酔外科学会 | 論文
- 犬の麻酔侵襲における末梢血リンパ球アポトーシスの変動
- 猫の大腿骨骨幹部粉砕骨折に対してV字型髄内ピンとワイヤーを応用した整復法
- パンチ皮膚生検器を用いた耳血腫の治療法
- 犬の陳旧性ないし習慣性股関節脱臼に対する創外固定法の応用
- 顎関節強直および頬骨弓と下顎骨の癒着により開口困難を呈したネコの2例