脊髄の硬膜内髄外に脂肪腫が発生した犬の1手術例
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概要
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9歳齢の雄犬が, 慢性進行性の後肢の不全麻痺を主訴に来院した。MRI検査により, 第12胸椎部の右側硬膜内髄外の腫瘤を確認し, 右側片側椎弓切除術により腫瘤を摘出した。腫瘤は病理組織学的検査で脂肪腫と診断された。術後の経過は良好であり, 手術3週間後には異常が認められなくなった。24ヵ月を経過した時点でも, 再発や転移を示唆する臨床症状は認められていない。
- 獣医麻酔外科学会の論文
獣医麻酔外科学会 | 論文
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