足関節捻挫後の機能的不安定性に対する電気療法の効果:─不安定板上の運動時に電気療法を付加するトレーニング法の検討─
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概要
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〔目的〕足関節捻挫後の機能的不安定性に対して,末梢神経電気療法(以下TENS)を通常のトレーニング時に加える運動療法が効果的かどうかを検討することとした.〔対象〕Karlssonらの足関節機能的安定性スコアで捻挫側が80点以下の男子大学生7名とした.〔方法〕不安定板上でバランストレーニングを実施する条件とこれにTENSを加える条件で,課題動作前後の30秒間の片脚立位時の足圧中心(以下COP)軌跡長の変化を比較した.〔結果〕TENSを加えた条件時は,課題実施前後において捻挫側のCOP軌跡長は有意に改善したが,トレーニング時のCOP軌跡長は有意な差はなかった.〔結語〕TENSは,トレーニングの効果を増強させる.
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