脳血管障害片麻痺患者における下肢のH波,F波出現様式
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概要
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〔目的〕脳血管障害片麻痺患者のヒラメ筋の筋緊張評価における機能の評価指標となりうるかどうかを検証するために,刺激強度を増加させた際のH波,F波の出現様式で検討した.〔対象〕慢性脳血管障害片麻痺患者10名とした.〔方法〕背臥位にて刺激強度をH波が出現する弱刺激からF波が出現する最大上刺激まで増加させた時のヒラメ筋からのH波,F波の出現様式と神経学的検査成績との関連性を分析した.〔結果〕タイプ1が1名,タイプ3が9名で波形の特徴からAとBに分類することができた.H波とF波が混在するタイプ3-A,H波の後方にF波が出現するパターンをタイプ3-Bとした.〔結語〕H波,F波出現様式の変化は理学療法領域において運動機能評価と組み合わせれば客観的な機能評価として発展させることが可能である.
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