高齢者と若年者の体幹筋活動の比較:─背臥位及び立位での体幹筋活動について─
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概要
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〔目的〕若年群と高齢群の体幹筋活動の相違を明らかにすることである.[対象]若年群30名,高齢群35名とした.〔方法〕超音波診断装置を用いて,背臥位と立位での安静時及び意図的収縮時の体幹筋厚,1分間の立位保持中の体幹筋厚を測定した.〔結果〕1)意図的収縮では,若年群は背臥位及び立位でlocal musclesを収縮させることができたが,高齢群は立位での収縮が困難であった.2)1分間の立位保持では,若年群の筋厚には変化はなかったが,高齢群は筋厚が有意に減少した.〔結語〕高齢群は姿勢によりlocal musclesを意図的に収縮させることが困難であった.また時間経過と共にlocal musclesの筋厚が減少することが明らかとなり高齢群はlocal musclesの持続収縮を行えない可能性が示唆された.
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