週に1回6週間の綱渡り練習がバランス因子に及ぼす影響
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概要
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〔目的〕週に1回2分間の綱渡り練習が,綱渡り距離,総軌跡長,単位軌跡長,単位面積軌跡長,外周面積に及ぼす影響を検討した.〔対象〕男性12人(平均年齢23.8歳)とした.〔方法〕バランス練習は,長さ400 cmの綱を高さ30 cmに設置し,2分間渡りつづける動作を週に1回6週間実施した.練習期間の前後に,綱渡り距離と開眼と閉眼において両足,片足立ちについて重心動揺を測定し比較検討した.〔結果〕綱渡り練習期間前後の綱渡り距離は,有意に増加した.バランス測定結果は,右足開眼立ちで,総軌跡長,単位軌跡長,および単位面積軌跡長が,右足閉眼立ちは,総軌跡長と単位軌跡長が,左足立ちでは,開眼立ちにおいて,単位面積軌跡長が有意に減少した.〔結語〕2分間の綱渡り練習を週に1回6週間の実施によりバランス因子が向上した.
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