パーキンソン病患者における全身振動(Whole Body Vibration)負荷による歩行および立位バランスに対する即時効果
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概要
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〔目的〕本研究はWhole-body vibration(WBV)負荷がパーキンソン病(PD)患者の歩行と立位バランスに与える即時効果を検討した.〔対象〕当院に入院中のPD患者14名を対象とした.〔方法〕WBVによる刺激を周波数25 Hzにて2分間の負荷とWBV負荷プロトコールを実施した.実施前後に10 m歩行とTimed Up and Go test(TUG)および立位バランスを評価した.〔結果〕WBV負荷前後で10 m歩行時間,TUG,重心総軌跡長,矩形面積が有意に改善した.〔結語〕PD患者におけるWBVを用いた運動トレーニングは実施直後に歩行速度や起立動作に影響を与え,それらの能力を向上させることが明らかとなった.
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